昼休み
休憩中会社の裏手に調度小さなグランドがあって、どっかの高校の野球部が良い音を響かせながら野球をしていた。
夏も終わったし、すでに木枯らしが吹いている。
なのに学生は元気だな…なんて思いつつ、先輩と昼飯後の一服をしていた。
カキーン
球がバットにしっかりと当たる音がした。空気が寒いせいなのか辺りにスパーンと響く。
「なぁ、広瀬」
「なんすか?」
「お前って結婚してたっけ?」
「してないですけど…?なんですか?いきなり」
「俺さこないだかみさんと別れちった…」
「…はぁ?!」
この人はオレの3つ上の先輩で何かと、入社してからずっとお世話になっている人だ。
いまのオレがこの会社でやっていけてんのはきっとこの人のお陰って言っても過言ないと思う。
いつも陽気で面倒見がよくて、楽天家のくせに石橋は絶対叩いて渡るタイプのこの人はまさに営業って職が天職なんではないかと思うほど仕事ができた。
そんな先輩からのまさかの告白にオレは言葉を失った。
奥さんとも何度かあった事があるけど不仲なんて思った事が無い。
「別れたって…」
「うん。別れた…」
「またなんで…?あ。いや言いたく無いなら…」
「言いたく無いならお前にこんな話ししねーべ」
たしかに…
「広瀬…お前彼女いんの?」
「え?あ。はい…まぁ」
彼女と言われてやっちゃんが過ったけど彼女と言うニュアンスがあっているのか分からず、微妙な返事をした。
彼女なんて言ったら、オレは女じゃねぇ…
なんて言われるのは目に見えてる。
「なんだーその微妙な言い方は、ケンカでもしてんのかよ」先輩はわははと陽気に笑った。
「そんなんじゃないですって…まぁケンカはたまに…しますけど」
「おーおー良いこと良いこと。ケンカちゃんとしとけよー。じゃなきゃ、俺みたいになるからな〜」
そう言って笑いながら先輩はタバコをふかした。
「?ケンカしないならそれに越したこと無いと思いますけど…」
「ん〜…まぁな。でもな広瀬、ぶつかることが無いってのは3パターンあるんだぞ」
「?」
「ひとつめは相手に対して何も不満が無い場合、ふたつめは不満はあっても言えない場合、みっつめは不満があっても相手にすでに興味が無い場合…」
先輩はそう言って少し寂しそうな顔をした。
「うちの場合はみっつ目だな…。長く一緒にいたせいか…そう言うの全くお互い興味が無くなってたんだよな〜気がつけば…」
「…」
「だけどな…別てからのがこれが傑作な事にお互いこまめに連絡とるようになったんだよ…言いたい事が言えるようになったしな」
カキーン
真っ青な空に白い球が勢いよく飛んでいく。
「お前は俺ほどカッコ良くねーけど…まっ、似てるとこあるから気を付けろよ」
そう言って肩を軽く叩かれた。
「あ〜…肝に銘じます」
オレは、苦笑いしながら、先輩と帰り久しぶり飲みに行く約束をした。
夏も終わったし、すでに木枯らしが吹いている。
なのに学生は元気だな…なんて思いつつ、先輩と昼飯後の一服をしていた。
カキーン
球がバットにしっかりと当たる音がした。空気が寒いせいなのか辺りにスパーンと響く。
「なぁ、広瀬」
「なんすか?」
「お前って結婚してたっけ?」
「してないですけど…?なんですか?いきなり」
「俺さこないだかみさんと別れちった…」
「…はぁ?!」
この人はオレの3つ上の先輩で何かと、入社してからずっとお世話になっている人だ。
いまのオレがこの会社でやっていけてんのはきっとこの人のお陰って言っても過言ないと思う。
いつも陽気で面倒見がよくて、楽天家のくせに石橋は絶対叩いて渡るタイプのこの人はまさに営業って職が天職なんではないかと思うほど仕事ができた。
そんな先輩からのまさかの告白にオレは言葉を失った。
奥さんとも何度かあった事があるけど不仲なんて思った事が無い。
「別れたって…」
「うん。別れた…」
「またなんで…?あ。いや言いたく無いなら…」
「言いたく無いならお前にこんな話ししねーべ」
たしかに…
「広瀬…お前彼女いんの?」
「え?あ。はい…まぁ」
彼女と言われてやっちゃんが過ったけど彼女と言うニュアンスがあっているのか分からず、微妙な返事をした。
彼女なんて言ったら、オレは女じゃねぇ…
なんて言われるのは目に見えてる。
「なんだーその微妙な言い方は、ケンカでもしてんのかよ」先輩はわははと陽気に笑った。
「そんなんじゃないですって…まぁケンカはたまに…しますけど」
「おーおー良いこと良いこと。ケンカちゃんとしとけよー。じゃなきゃ、俺みたいになるからな〜」
そう言って笑いながら先輩はタバコをふかした。
「?ケンカしないならそれに越したこと無いと思いますけど…」
「ん〜…まぁな。でもな広瀬、ぶつかることが無いってのは3パターンあるんだぞ」
「?」
「ひとつめは相手に対して何も不満が無い場合、ふたつめは不満はあっても言えない場合、みっつめは不満があっても相手にすでに興味が無い場合…」
先輩はそう言って少し寂しそうな顔をした。
「うちの場合はみっつ目だな…。長く一緒にいたせいか…そう言うの全くお互い興味が無くなってたんだよな〜気がつけば…」
「…」
「だけどな…別てからのがこれが傑作な事にお互いこまめに連絡とるようになったんだよ…言いたい事が言えるようになったしな」
カキーン
真っ青な空に白い球が勢いよく飛んでいく。
「お前は俺ほどカッコ良くねーけど…まっ、似てるとこあるから気を付けろよ」
そう言って肩を軽く叩かれた。
「あ〜…肝に銘じます」
オレは、苦笑いしながら、先輩と帰り久しぶり飲みに行く約束をした。
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